2020年東京五輪エンブレムの最初のデザイン・佐野研二郎氏の騒動で、いちデザイナーとして思うこと

今日はすこし、重い話題です。
佐野研二郎氏の五輪エンブレムが模倣ではないかという騒ぎが起こってから、しばらく経ちます。
その後、東山動物園のロゴやサントリーのトートバックの問題まで、さまざまな記事がネットを賑わすことになりました。

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デザイナーの生命は簡単に終わる

デザインの業界で仕事しているとこうしたことは、けっこうあります。
今回の騒動は、世界を舞台にしたデザイナーだからこそ起きたことだと思います。
有名になると、マスコミから袋だたきにあう状況におちいることもあるということです。

このような状況を生んだからには佐野氏のデザイナーとしての生命は終わったと思います。

ペンは簡単にデザイナーを殺せるということを認識しました。

多くのデザイナーが乗り越えなければならない問題

私もデザインの発想を得るために、デザイン資料をあさることはよくあります。
こんな感じのデザインにしたいという気持ちをもって仕事をすることもしばしばです。

しかし、暗黙の了解としてあるのは参考としたデザインに似せてはならないということです。

発想を得たものと見比べた際に出典がわかるようなものをアウトプットするわけにはいかないと、いつも肝に銘じています。
そこを乗り越えるまでは、決して仕事が終わりません。
原典があったとしても、それに顧客の要望や自分の感覚、企画自体のコンセプトをつぎ込んでいきます。

デザインナーの苦しさと面白さはそのプロセス自体にあると思っています。

さまざまなデザイナーの対応

この騒動は多くのデザイナーにインパクトを与えました。
そして、自らが佐野氏の代わりにデザインをするという行為に及んだデザイナーも複数現れました。

トートバックのデザインをパクられたベン・ザラコーさんもその一人ですが、日本のデザイナーにも同様の行動に出た方がいらっしゃいます。

中でも私がいいなと思ったのはスペイン在住のデザイナー「かんかん」さんのものです。
扇と五輪マークのバランスがいいですね。

このような騒動になったからには、佐野研二郎氏のエンブレムは不採用にしてしまった方が、気持ちがいいと思います。

新国立競技場のザハ・ハディドさんのデザインの件といい、東京五輪は多難続きですね。

では、このへんで。

by T.Y.

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