
WordPressには「マルチサイト」という機能があります。
「マルチサイト」は一つのWordPressで複数のサイトを運営できる機能です。
これを利用して多言語対応のサイトを作ることができます。
以下のページで紹介したテーマ「LIQUID PRESS(CORPORATE)」もマルチサイトを構築して多言語対応サイトを作成する機能を持っています。
「LIQUID PRESS(CORPORATE)」を使わなくても、「マルチサイト」とプラグイン「マルチサイト言語スイッチャー」を利用すれば同様に多言語サイトを構築できます。
「マルチサイト言語スイッチャー」については次回以降にゆずります。
マルチサイトの構築による多言語化
まず、前提を提示します。
1つのワードプレステーマから日本語と英語の子テーマを作り「マルチサイト言語スイッチャー」でリンクします。
これを実現するためのWordPressテーマ構造は以下の図のようになります。

とても分かりやすい構造ですね。
プラグインWPMLは?
どんな多言語サイトでもWordPressで対応出来る?
実はWordPressの多言語化の定番と言われているのはプラグインWPMLを使用することです。
しかし、このプラグインを使用してみると、仮想的に多言語を実現するために、決して分かりやすいとは言えません。
私はWPMLを購入し試したのですが、あまりの分かりにくさにさじを投げてしまいました。
しかし、マルチサイトを使う方法は単純で物理的なテーマ構成となるので理解しやすいでしょう。
ただし、この方法は、多数の言語をサポートすることには向いていないように感じます。
もし、全世界の言語をサポートするような多言語化を行いたい場合はWordPressは不向きです。
各言語毎に1つずつのWordPressの環境を用意するのも非効率です。
そのような場合はWordPressの代わりにDrupalを使用するのが良いかもしれません。
by T.Y.